NEW COVER 第2回 《誠光社》
当店でも人気の雑誌「NEUTRAL COLORS」の発行元である印刷製本所「NEUTRAL COLORS」内のブックショップにて、当店がセレクトした書籍を中心としたフェアを展開いただきます。
お題は「メディア論」で15タイトル。直球のメディア論はできるだけ避け、編集中であり主宰者である加藤直樹さんがこだわる「雑誌」というメディアの特殊性や、ほかメディアとの差異などを考えさせる書籍を選ばせていただきました。さらに、今回のセレクトした本の解説を各600文字、合計9000文字超というボリュームで執筆したものをZINEとしてまとめ、ご販売いただきます。
その内容は是非現地にてお確かめください。詳細は以下。
NEW COVERは、NEUTRAL COLORSの印刷製本所内にあるブックショップです。月替わりで、出版社、書店、個人が選書した本が並びます。アートブックフェアでインスピレーションを受けた出版社や個人、全国の独立系書店を中心にラインナップします。
言語の壁や手作業による少部数出版ゆえ、日本で紹介されていないアートブックがたくさん存在します。または全国の独立系書店のセレクションはその場所に行かないと手に取れません。NEW COVERは、そんな欠片を見つけ出し、制作者や書店店主の言葉とともに読者に届けます。横浜に誕生する小さなブックショップが、つくり手や書店店主と読者が交差するタッチポイントとなります。セレクトされた本は特別なzineとして残しアーカイヴとしていきます。
第2回は京都の独立系書店「誠光社」でテーマは「メディア論」。店主の堀部篤史さんがセレクトした本が並びます。その他、誠光社が出版元の本、NCが発行する雑誌やグッズ、世界中で集めたアートブックが揃います。横浜で誠光社の選書をお楽しみください。
誠光社とは?
恵文社一乗寺店で長く店長としてキャリアを積んだ堀部篤史氏が、2015年に立ち上げた書店。木目の本棚は、ジャンルレスにテーマごとに分けられている。この棚こそが店主の「仕事」で、緩く関連付けられた「編集」に導かれるように棚から棚へ客を誘う。行きつ戻りつしながら、いつも数冊を手に取っている、買うと決めていたものではなく。楽しい罠はいつも新鮮な出会いをくれるのだ。情報過多な現代において、アナログで緩い出会いこそ誠光社の魅力に違いない。誠光社は本屋だけでなく出版社としても機能している。『喫茶店のディスクール』『アウト・オブ・民藝』『火星の生活』など、堀部氏の興味の赴くままのラインナップは、彼自身のいまを知ることと同義だ。
選書のテーマは「メディア論」。本を売り、本をつくり、身近なコミュニティに仕事を発注する、軽やかで持続可能な誠光社という本屋自体が、“メディア”なのではないか。選書のポイントを聞いてみた。「メディアをテーマに、とお題をもらったときに、メディアを論じた本というよりも、メディアの特性や捉え方を考えるための本を選びました。特に、NEUTRAL COLORSがこだわり続けている雑誌という、忘れ去られつつあるメディアの特徴や影響力について考えるきっかけになればいい」
■ NEW COVER 第2回 《誠光社》【会期】2023年9月12日(火)〜10月10日(火)の間、不定期で開催【営業時間】17:00〜21:00まで (土曜日曜は15:00〜19:00)※オープン日時については、twitter またはInstagram にて事前にお知らせいたします。お越しいただく前にSNSをご確認ください。
【場所】神奈川県横浜市中区吉田町53 新吉田町ビル 5A【問い合わせ先】 info@neutral-colors.com