『アウト・オブ・民藝』刊行、取扱店募集のお知らせ
なぜこれは民藝じゃないの?
資料を読み解くことで書き換えられる相関図。民藝運動の「周縁」にスポットをあて、21世紀のモノづくりを考える。未来は常に過去の中にある!(帯文より)
この度当店では2018年に開催したシリーズイベント「アウト・オブ・民藝」に大幅な加筆、編集を施した同名の書籍を刊行いたします。
柳宗悦という一人の天才批評家が提唱した『民藝』という概念は100年近くをかけて一般化すると同時に、本来の定義を離れ、「民芸風」というある種の様式美を表す形容詞として形骸化しつつあります。
一方で「現代の民藝」を顧みられる機会は多くなく、ある種の民主運動だったはずの民藝運動自体が美を決定する権威的存在になりつつあります。
郷土玩具をこよなく愛するデザイナー、軸原ヨウスケ氏と、自ら作家として制作にも携わるタイル研究家の中村裕太氏は多くの資料を読み解きながら、そんな状況に違和感をいだきつつも愛情たっぷりに民藝周縁にいた人々やモノをすくい上げ、「民藝」相関図のアップデートを唱えます。
『アウト・オブ・民藝』ご注文はこちらから・取扱店様も随時募集中です。