木村肇 「嘘の家族」刊行記念トークイベント
2024.5.24 19時〜
写真家・木村肇の新刊「嘘の家族」の刊行を記念してトークイベントを行います。
今は亡き自身の家族に焦点を当てて、「記憶」を辿り、目に見えない「存在」を、写真によって表現してきた木村 。
彼の作品は海外において非常に評価され、多くの展覧会や出版物が刊行されています。
そんな木村は「小中学生の時から自分の家族が嫌いだった。家族と離れたかった」と言うほど、家族に対して強烈な愛憎を抱いてきました。
それがなぜ自身の家族をテーマに作品を制作するに至ったのでしょう。また作品を生んで発表したことによって彼の中でどんな変化が生じたのでしょうか。
普遍的なテーマでもあり、個々それぞれに事情の違う「家族」というものを、木村の作品を通して見つめたいと思います。
トークのお相手は「Three Books」共同代表で写真家の吉田亮人が務めます。
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木村 肇 Hajime Kimura
写真家 1982年千葉県生まれ。
大学で建築を学んだ後、写真を始める。マタギ、北海道の競争馬、限界集落などの作品テーマを丁寧に取材し詩的な白黒写真を中心に描いてきた。
近年では家族、旧ユーゴスラビア紛争、東京大空襲など自身や人々の記憶を辿る視覚表現に挑戦する。
上野彦馬九州産業大学賞や、バッテンフォール写真賞(独)など数多くの写真賞を受賞。写真集はイタリア、フランス、ドイ
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吉田亮人 Akihito Yoshida
hree Books 共同代表・写真家。
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤
務。帰国後小学校教員として6年間勤務し退職。
2010年より写真家として活動開始。広告や雑誌などを中心に活動しながら、個人的な出来事から出発した作品を多数制作。
その作品は国内外で展覧会が開催されるとともに、多くの出版物が刊行されている。
2023年に写真集出版社「Three Books」を設立し共同代表を務める。主な出版物に「Brick Yard」(私家版)「Tannery」(私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」(青幻舎・Editions Xavier Barral)「The Dialogue of Two」(Three Books/RPS)「The Screw」(Three Books)、写真家としての10年間を綴った書籍「「しゃにむに写真家」(亜紀書房)などがある。
Paris Photo Aperture First Book Award 2015ノミネート、第47回木村伊兵衛賞2023最終候補、
Images Vevey Book Award 2023ノミネート、日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピー
プル部門最優秀賞など受賞やノミネート多数。
- 開催日
- 2024年5月24日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 25名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー