『生まれてきたあなたは縦単線の先にいる』トークイベント
2023.10.9 19:00〜
今年の春に刊行された『生まれてきたあなたは縦単線の先にいる』は、あり得る家族のかたち・家族の定義を自由に想像するためのエクササイズブックとして自主出版されました。実存する法律や制度から着想を得てすべて「あなた」を主語に語りかけている指示や説明が、読者にとっての理想的な家族像を描くための思考実験となっている一冊です。
今回のイベントの前半では、本書のベースとなったレクチャーパフォーマンス作品《家族に関する考察のトリロジー》の第一部:月編を上演した後、後半では著者のジョイス・ラムと編集担当の渡辺龍彦による対談を行います。本書を制作したきっかけや、制作・編集の過程で揺れ動いた「家族」のイメージについて話しながら、家族の可塑性を探ります。
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ジョイス・ラム
香港生まれ。映像作品やレクチャーパフォーマンス、書籍の制作を通して「家族」の定義を捉え直す。国や組織が作る複数の家系図を用いた《家族に関する考察のトリロジー》を、TOKAS-Emerging 2022の個展として発表(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022)、および横浜国際舞台芸術ミーティング(YPAM)フリンジ2021にて自宅で上演。主な展覧会は「あなたが眠りにつくところ」(藤沢市アートスペース、2023)、「Doors of Learning: Microcosms of a Future South Africa」(バウハウス・デッサウ校舎、ドイツ、2022)など。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2022年度アーツコミッション・ヨコハマU39アーティスト・フェロー。
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渡辺龍彦(遊と暇)
神奈川県生まれ。出版レーベル 遊と暇 主宰。大学卒業後、障害者福祉施設の運営、子育てメディアの編集長などを経験した後、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻に進学。同2021年修了。発行人として『ひまのつめあわせ 入江家の本』(2019)、『Tired Of No.1 特集:ちゃんとしなくていい路上。』(2021)を発行。本書以外の編集として『明後日のアート』(著:日比野克彦, 発行:現代企画室, 2022)などがある。
- 開催日
- 2023年10月9日(月)
- 時間
- 19:00〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 25名さま