「94歳セツの新聞ちぎり絵日記」刊行記念原画展
2023.8.1 ー 8.15
終了しました
8月1日(火)から8月15日(土)まで誠光社で木村セツ原画展を開催します。
家族のお世話をし、趣味もなく働き続け、夫の他界を機に90歳で新聞ちぎり絵を始めた木村セツさん。
自身の日常にある食べ物などを題材に、2019年から新聞ちぎり絵をつくりはじめると、たちまち才能が開花し、ユニークな題材と精緻な作風に腕前に驚いた孫がTwitterで作品を発表します。すぐに話題は広がり、2020年には1冊目の作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』を発表します。この本でさらに人気に火がつき、現在2万部4千部、9刷のヒットとなりました。
やがて世界の日常が大きく変わり、自身も一躍時の人となったこの2年も、セツさんは毎朝仏壇神棚に手を合わせ、ちぎり絵を作り、よく食べ、猫と遊び、まわりに感謝。2年のあいだにコツコツつくった新作新聞ちぎり絵と日記を一冊におさめたシリーズ第3弾『94歳セツの新聞ちぎり絵』を2023年3月に刊行しました。
94歳になっても変わらないルーティンとますますおいしそうな新聞ちぎり絵に、ほっとする時間が流れる日記作品集。その書籍に収録された作品をベースに、原画展を開催します。 驚くほど繊細で細かい(ハガキサイズ)手作業や意外な文字のユーモアに驚くとともに、作品のもつ不思議な生命エネルギーを感じられるのは、原画ならでは。驚きに満ちた作品を間近でご覧になってください。
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木村セツ
1929年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員で紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。三人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業など仕事に励む。2018年年末に夫を亡くし、2019年元旦から娘の勧めで新聞ちぎり絵を始め、才能が開花。孫がツイッターで作品を発表すると、その作品の細かさ、鮮やかさ、作品のユーモラスな可愛らしさなどがたちまち話題となり、NHK「あさイチ」ほか雑誌や新聞でも話題に。ツイッターアカウントはフォロワー数7万6千人以上(2023年2月現在)。既刊に『90歳セツの新聞ちぎり絵』『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』(ともに里山社)、イラストレーターで漫画家の孫、木村いことのコラボ絵本『おてがみであいましょう』(理論社)がある。
- 開催日
- 2023年8月1日(火) ー 8月15日(火)
- 時間
- 10時〜20時(最終日は18時まで)