NOW LOADING…….. 市川孝典作品展
2023.6.16 ー 6.30
終了しました
美術家 市川孝典は、世界各地を遍歴する間に絵画と出会い、その後様々な表現方法を用いて独学で作品制作をはじめました。
その後、多様なアーティストたちとの交流を通して、音楽や映像などの活動で表現の幅を広げ、研鑽してきました。
自身が幼少時に見た風景や時計の盤面、我楽多、昆虫標本、SNSのロード中のディスプレイ、T Vのノイズなどの人々の脳裏に潜在する記憶に触れる風景を抽出し、作品をつくり続けています。
和紙の上に異なる素材の絵具のレイヤーをつくり、それを削り出す事でボヤけたイメージを鮮明に紙上に出現させる“Scrape Works ”。
本展では、その自身が生み出した制作手法を使いソーシャルメディアのローディングイメージをモチーフとした絵画シリーズを展示します。
作家ステートメント:
ソーシャルメディアの世界は全てが嘘っぽくて空虚で淋しくなるんだ。
そんな中で、私にとって唯一ソーシャルメディアから他者を身近に意識出来る瞬間が、
ぼやけたローディングイメージだった。
いつからか、ぼやけた画像の上で、クルクルと流れ続ける円を永遠でいて欲しいと祈りながら見ていた。
すぐに私には関係のない遠い世界の鮮明な画像が現れてしまうんだけどね。
円相のように流れ続ける様子をみている私の心は、他者のイメージに捉えられて、執着に拘束される。
トークイベント:2023年6月17日(土)19:00-
いしいしんじ(作家)×市川孝典(美術家)
©2023 Kosuke Ichikawa/Soni. &Co. All Rights Reserved
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市川孝典(Kosuke Ichikawa)
美術家
「時間」と「記憶」という儚く朧げなテーマをもとに、紙に焦げ目をつけながら作品を仕立てるスタイルの「線香画」を確立。
その絵画スタイルから「現代絵画をまったく異なる方向に大きく旋回させた」と評される。
近年はCHANELをはじめとするアパレルブランドや、ジャンルの垣根を超えたコラボレーションも多数手がけている。主な個展
2022 『murmur』(A/D Gallery /東京/六本木ヒルズ)
2019 『ODDS&SODS』(代官山 蔦屋書店/東京/代官山 )
『ODDS&SODS』(BOOKMARC /東京/ 原宿 )
『TV 』(NADiff Galley/東京/恵比寿 )
2018 『Hello,stranger!』(POST/東京/恵比寿)
『street cred』(QUIET NOISE arts and break/東京/世田谷 )
『sprinkling A-side 』 (Basement GINZA/東京/銀座 )、
『slip out』(QUIET NOISE arts and brake/東京/世田谷)
2017 『grace note』(ES Gallery/東京/表参道)
2013 『CLOCK MOVEMENT WATCH』(NADiff Gallery/東京/恵比寿) 、
2012 『frozen』(清澄白河倉庫内/東京/清澄)
2011 『FLOWERS』 (NADiff Gallery/東京/恵比寿)
『merry-go-round』(Wall Gallery/東京/東京都現代美術館内)
2010 『murmur』(FOIL GALLERY/東京/馬喰町)
2009 『VINTAGE BROWN』(PLSMIS/東京/青山)
主なグループ展
2010 『VOCA2010』上野の森美術館/東京/上野)
- 開催日
- 2023年6月16日(金) ー 6月30日(金)