今日から共有地 「ちゃぶ台9」&『共有地をつくる』W発刊記念企画
2022.6.16 19時〜
5月27日(金)に書店先行発売日をむかえる『ちゃぶ台9』。特集「書店、再び共有地」は、平川克美さんの『共有地をつくる』の刊行がきっかけでした。
社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅でもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではいかーー平川克美『共有地をつくる』
「国家のものでもないし、「私」のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない」場所。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、そして書店・・・もちろん、これ以外にも、「共有地」はまだまだあるし、求められています。今回「ちゃぶ台」で共有地の今を追った三島と、日々、「隣町珈琲」という共有地で過ごす平川さんが、「これからの共有地」を語り合います。
共有地をつくりたい人も、共有地がほしい人も、すでに共有地をつくっている人も、なんとなく共有地に興味がある人もーー。
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平川克美
文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』、『共有地をつくる』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)など多数ある。
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三島邦弘
1975年京都生まれ。ミシマ社代表。「ちゃぶ台」編集長。
2006年10月、単身で株式会社ミシマ社を東京・自由が丘に設立。
2011年4月、京都にも拠点をつくる。
著書に『計画と無計画のあいだ』(河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)がある。
最新刊に『パルプ・ノンフィクション~出版社つぶれるかもしれない日記』(河出書房新社)。
自分の足元である出版業界のシステム「一冊!取引所」を立ち上げ、奮闘中。
- 開催日
- 2022年6月16日(木)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 25名さま