小田島等 木版画展「アイロニカルな肯定、その愛。」展
2016.3.1 ー 3.15
終了しました
誠光社では、2016年3月1日(火)~3月15日(月)の会期で、小田島等の個展「アイロニカルな肯定、その愛。」を開催致します。
小田島の新しい試みであるレーザーカッターによる木版画の新作品展となります。ご高覧下さい。
‘皮肉めいた肯定’って、POP ARTの核だったと思うんです。
今ではあらゆる芸術表現にその作法は伝播し、有形無形に活用されとります。有効だったわけです(例えばPUNKは、それにバイアスをかけたモノだった)。
本展のタイトルは、その‘皮肉めいた肯定’に、‘愛’を付け加えてみた。
じゃあ、愛ってなんぞや?となりますわな。あんまりわからないのですが、
愛とは恐らく、人間に帯びる孤独や影、その反転像でしょう。今回の展示は木版画に挑戦してみました。
で、反転像と言えば版画です。
基本、版画は右/左と白/黒を反転し、元版を作ります。ここで「技術のコトと感情のコトが繋がった~!たぶん~!」
そして、これ以上は考えません。
あとは展示をして不特定多数の方々に見せ、
時間の経過の中でどんな答えが立ち上るのかを見守りたいと思います。
展示を‘発表会’ではなく‘実験’としたい。そこからまた再考の蜜月が深まります。
(小田島等)
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小田島等
72年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。95年より、CD、広告物、書籍装丁、等のアートディレクションを多数手がける。
同時にイラストレーターとしても展示活動を精力的に行う。
近著にデザイン&イラストのアーカイブ作品集「ANONYMOUS POP」(P-vine books)がある。
- 開催日
- 2016年3月1日(火) ー 3月15日(火)
- 時間
- 10時〜20時(最終日は18時まで)