フェミニズムとことばと 藤野可織×惠愛由 『99%のためのフェミニズム宣言』(人文書院)刊行記念トーク
2020.12.11 19時〜
フェミニズムは、女性の多くが抱えるモヤモヤをことばにしようとしてきました。とても個人的なことばから、『99%のためのフェミニズム宣言』のように社会や経済など大きなものとつながることばまで。ことばを見つけることは、「わたし」を見つけること、また「わたしではないだれか」へ向かって開かれることでもあります。見知らぬ「だれか」が「あなた」になるまで、わたしたちは思いを馳せることができるでしょうか。自由になるために、あるいはたたかうために、フェミニズムのことばは、どこまで「わたし」たちを表現してくれるのでしょうか。
今回は『私は幽霊を見ない』(角川書店)や『ピエタとトランジ〈完全版〉』(講談社)など数多くの作品を著されている藤野可織さんをお招きして、『99%のためのフェミニズム宣言』(人文書院)訳者であり、BROTHER SUN SISTER MOONのベース・ボーカルをになう惠愛由さんとともに、フェミニズムとの出会いや表現すること、そしてそれを共有することについてお聞きします。
ことばにできないモヤモヤを抱えながら、わたしたちは生きています。それらをわかちあおうとするとき、無数の「わたし」と「あなた」の対話が、ほんとうにはじまるのではないでしょうか。フェミニズムとことばについて語ることで、ことばをつうじて自分や他者と出会うことについて、ともに考えてみたいと思います。
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惠 愛由(めぐみ・あゆ)
1996年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程。専門は現代アメリカ文学、ジェンダー表象研究。BROTHER SUN SISTER MOONでベースとボーカルを担当。
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藤野可織(ふじの・かおり)
1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』でフラウ文芸大賞を受賞。著書に『ファイナルガール』『ドレス』『私は幽霊を見ない』『ピエタとトランジ〈完全版〉』『来世の記憶』など。
- 開催日
- 2020年12月11日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 15名さま(配信は制限なし)
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望日程、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。
②ライブ・録画配信ご参加
下記ページよりお申し込みくださいませ。
当日午前中に、配信URLをご案内いたします。(ライブ配信終了後も2日間視聴可能)
配信チケットご購入ページ
https://seikosha.stores.jp/items/5fb1f09d8a45722947eccab5 - 注意事項
- *会場にはマスクご着用の上ご参加くださいませ
*体調が優れない方、37度以上の熱がある方はご参加をお控えくださいませ。その場合キャンセル料などはいただきませんので、前日までにお知らせいただければ幸いです。