『失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術』特装版刊行記念トーク 池田剛介×福永信×高松夕佳
2019.5.30 19時〜
このたび初めての単著『失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術』(夕書房)を上梓した池田剛介さん。
本書では現代美術をめぐる鋭い批評を展開している池田さんですが、実は国内外で活躍する美術作家です。
透明樹脂を使った絵画的な作品から自然現象、生態系、エネルギーがテーマのインスタレーションまで、多様な制作を続けてきた池田さんは現在、浄土寺エリアに設立されたばかりの「浄土複合」という複合アートスペースの運営にも携わっています。
先行販売中の『失われたモノを求めて』豪華特装版の完成を記念して開催する今回のイベントでは、多くの記録写真でこれまでの作品やプロジェクトを紹介するとともに、初期の頃から池田作品を見続けてきた小説家・福永信さん、単著を出版した夕書房・高松との対話を通して、本の執筆に至った思考の流れを詳らかにしていきます。
数々の作品はどのようにして生まれたのか? 浄土複合って何? 『失われたモノを求めて』はどうやってできたの?
京都在住の作家・池田剛介の魅力に迫る、かつてない一夜!
本を読んでくださった方も、まだの方も。開催中の展示「失われたモノと浄土複合」をチェックしがてら、どうぞお気軽にご参加ください。
(夕書房・高松)
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池田剛介 いけだ・こうすけ
1980年生まれ。美術作家。京都造形芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修了。平成17年度文化庁新進芸術家在外研修員としてボストン滞在。平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員として台北滞在。主な展示に「Malformed Objects」 (山本現代、2017)、「Regeneration Movement」(国立台湾美術館、2016)、「あいちトリエンナーレ2013」など。著書に『失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術』(夕書房)。京都市在住。
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福永信 ふくなが・しん
1972年、東京生まれ。小説家。『星座から見た地球』、『一一一一一』、『実在の娘達』などの小説のほか、編著に子供のための現代美術のアンソロジー集『こんにちは美術』、短編小説とビジュアルの共作アンソロジー集『小説の家』がある。
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高松夕佳 たかまつ・ゆうか
1975年生まれ。編集者。日本評論社、福音館書店を経て2017年、茨城県つくば市でひとり出版社・夕書房を設立、人文・芸術系の書籍を刊行中。既刊に『家をせおって歩いた』(村上慧著)、『山熊田』(亀山亮著)、『新版 宮澤賢治 愛のうた』(澤口たまみ著)がある。
- 開催日
- 2019年5月30日(木)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名様
- ご参加費
- 無料(1ドリンクオーダー制)
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com (参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください) または店頭、お電話にて承ります。