〜台湾の人気読書サイトの編集長に聞く〜 もっと知りたい、台湾の本屋と出版 『本の未来を探す旅 台北』出版記念
2019.5.24 19時〜
呉明益『自転車泥棒』や高妍『緑の歌』、チョ・ナムジュ『82年生まれキム・ジヨン』やイ・ラン『悲しくてかっこいい人』など、若い作家(と翻訳者)の活躍によって今、台湾や韓国の面白い本がどんどん日本で紹介されるようになりました。
そんな活気の源を現地で支えているのも、もちろん本屋や出版社、そして読者。ソウルに続いて、台北の“独立出版”の最前線を取材した『本の未来を探す旅 台北』が昨年末に出版されました。本を開く人はきっと、台湾の出版の多様性と熱気に驚くことでしょう。
本書に登場する台湾最大級のネット書店「博客來(ボーカーライ)」は、書評から作家インタビュー、独自のデザイン大賞まで、読者に「本のある豊かな生活」を提案するオリジナルメディア「OKAPI」を運営しています。月間PVは68万、Facebookフォロワーは15万人。日本にもこんな読書サイトがあったらいいなあ、と思うほどのコンテンツが目白押しなのですが、面白いのは小さな街の独立書店とも共存していく企画も多数行なっていること。
本イベントではその「OKAPI」編集長を2015年から務めるアゾナさんを台北からお招きします。彼女は男女3人組の創作ユニット「男子休日委員会」のメンバーでもあり、左京区をテーマにした『左京都男子休日』を出版するなど、京都とも深いかかわりがあります。台湾の出版や本屋の新しい動向について、アゾナに店主・堀部がたくさん質問をしながら、本の未来について発見していきたいと思います。『本の未来を探す旅 台北』の著者、内沼と綾女もときどき入ります。
トークの翌日から大阪・北加賀屋で開催される「ASIA BOOK MARKET2019」(台湾、韓国、中国、香港から出版社や書店を招くブックフェア)の予習にもぜひ!
-
アゾナ・ホー(何曼瑄)
1981年台北生まれ。出版社で働いたのち、博客來が運営する「OKAPI閲読生活誌」の編集長を2015年3月から務める。生活と旅行にまつわる創作ユニット「男子休日委員会」も2012年から続けていて、これまでに『左京都男子休日』『北海道央男子休日』の2冊を出版し、今は新作を編集中。
(写真:山本佳代子)
-
内沼晋太郎
ブック・コーディネーター、クリエイティブ・ディレクター。1980年生まれ。NUMABOOKS代表、ビールが飲める東京・下北沢の「本屋B&B」を共同経営。著書に『これからの本屋読本』『本の逆襲』など。
-
綾女欣伸
朝日出版社で編集職。1977年鳥取生まれ。共編著に『本の未来を探す旅』のソウル編と台北編。担当作に『本の逆襲』『ヒップな生活革命』『紋切型社会』『神様の住所』『往復書簡 無目的な思索の応答』など。
(写真:Kris Kang / OKAPI.BOOKS.COM.TW)
- 開催日
- 2019年5月24日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。
ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。