写真家がハンドメイドで写真集を作り、一度燃やしてから出版しなおし、売り歩いた話
2019.3.16 19時〜
2017年、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のメインプログラムのひとつとして展示され、大きな話題を呼んだ吉田亮人の”The Absence of Two”。その衝撃的な出来事は偶発的に撮れてしまったものでもあるがゆえ、写真家自身を悩み、苦しませました。
逡巡を重ね、長い時間をかけ完全手製本として111冊の写真集を自ら刊行し、一部の人たちの手に渡り、従兄弟と祖母の墓前で燃やしたことから写真家と被写体の間の関係により客観性が生まれ、ついには出版社からの刊行へと至ります。
それらを売る際に写真家が選んだのは、小さな書店を回り、トークやサイン会を開催して直接読者に写真集を手渡すということ。
”The Absence of Two”を巡る一連のストーリーは、どこか昨今の出版状況における一歩先を示唆しているのではないか。写真集が売れない時代、写真を出す意義は?どうすれば売れるのか?写真家は出版物にどのように関われるのか。
そんな視点で、”The Absence of Two”という稀有な写真集の内容にも触れながら、吉田亮人さんの活動を応援しつける当店堀部がお話を伺います。
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吉田亮人
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。小学校教員を経て2010年よりフリーの写真家として活動。日経ナショナルジオグラフィック写真賞ピープル部門最優秀賞(2016)など、受賞多数。
- 開催日
- 2019年3月16日(土)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。
ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます