『beの肩書き』と『生きるように働く』 兼松佳宏+ナカムラケンタ ふたりの刊行を記念する会
2018.12.26 19時〜
『BEの肩書き』というのは、“あり方の肩書き”なんだそうです。たとえば、兼松さんにとって、
「京都で働く大学の教員」というのは社会的な役割であり、「勉強家」というのは自分的職業。
『生きるように働く』というのも、同じような考え方を持っているように思います。
「あるシェフが話した言葉が思い浮かんだ。休日に家族の食事をつくろうとしてスーパーを訪れたときのこと。必要な食材を買っているときに、ふと見慣れない調味料が目に飛び込んできたそうだ。思わず手に取ってみる。どんな素材でできているのだろう。どんな味がするのだろう。思わず仕事に使えるかもしれないと考えてしまった(『生きるように働く』より)」
このシェフのように、休みの日でも思わず仕事のことを考えてしまうことがある。たしかに仕事とも言えるし、その人自身であるようにも感じられる。
ふたりの刊行を記念して、京都で再会することになりました。良い時間になることを願っています。
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兼松佳宏
勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者
1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 2016年、フリーランスの勉強家として独立し、著述家、京都精華大学人文学部特任講師、ひとりで/みんなで勉強する【co-study】のための空間づくりの手法「スタディホール」研究者として、教育分野を中心に活動中。 著書に『ソーシャルデザイン』、『日本をソーシャルデザインする』、連載に「空海とソーシャルデザイン」「学び方のレシピ」など。秋田県出身、京都府在住。一児の父。 http://studyhall.jp
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ナカムラ ケンタ Kenta Nakamura
日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト代表取締役
1979年東京生まれ。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」を企画運営。シゴトヒト文庫ディレクター。東京・清澄白河に小さなまちをつくるプロジェクト「リトルトーキョー」や「しごとバー」の企画・デザイン監修。2015年よりグッドデザイン賞審査員。2017年4月22日、誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」をスタート。2018年9月20日に初の単著『生きるように働く(ミシマ社)』を発売。
- 開催日
- 2018年12月26日(水)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- 満席につき、ご予約受付を終了しました。