小説家のブックトーク 第四回「なつかしい」谷崎由依
2018.9.22 19時〜
チベット、台湾、京都、インド、そしてクアラルンプール。時代を超越した幻想的アジアを描いた傑作短編集『鏡のなかアジア』をこの夏上梓されたばかりの谷崎由依さんをお迎えし、その創作の源泉にせまるブックトークを開催します。
森林の生態系変化を都市の変貌に重ね合わせた『天蓋歩行』に代表されるように、谷崎さんが描写される記憶はときに個人史をはるかに超え、幾世代もが積み重ねてきた根源的な「なつかしさ」にまで辿り着き、読者の無意識を揺さぶります。
私たちが当たり前のように口にし、記し、思考するための言語にもルーツがあり、人々の営み以前に自然のルールが支配する土地があった。そんな遠大で気の遠くなるような「なつかしさ」を描く、谷崎さんの血肉となった本を三冊ご紹介、たっぷり語っていただきます。会場ではテーマ本はもちろん、谷崎さんのご著書も販売予定。またとない機会をどうぞお見逃しなく!
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谷崎由依(たにざき ゆい)
小説家、翻訳家。福井市生まれ、京都市在住。著書に『舞い落ちる村』(文藝春秋)、『囚われの島』(河出書房新社)、『鏡のなかのアジア』(集英社)。訳書にジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』、ノヴァイオレット・ブラワヨ『あたらしい名前』、コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』(すべて早川書房)ほか多数。
Photo by Kikuko Usuyama
写真:宇壽山貴久子
(c)Kikuko Usuyama
- 開催日
- 2018年9月22日(土)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 30名さま
- 参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。