カーアン・ブリクセンに出会う夜 『バベットの晩餐会』上映&トークイベント
2018.3.3 19時〜21時半ごろ終了予定
パリ・コミューンで家族を失い命からがらたどり着いたノルウェーの片田舎で、信心深い姉妹宅に住み込み、長年働き続ける使用人バベット。ある日幸運にも富くじに当選し、手にした大金でバベットは贅を尽くした晩餐会の料理を披露します。その素晴らしい宴席が知らぬままに人々の心を癒やし、変えていきます。
食と芸術、信仰と文化、都市と田舎など複雑な対比を、短いストーリーの中に織り込みながら、読む者の胸を打つ傑作は、ここ日本でもロングセラーとして読み継がれてきました。
ブリクセンの代表作として知られる『バベットの晩餐会』は、1987年にデンマークで映画化され、原作と同じく高い評価をあつめています。今回、ブリクセンの実像を知る企画「デンマークのストーリーテラー 〜カーアン・ブリクセンをめぐる16章〜」の一環として同作を上映、企画展の翻訳を手がけられた大阪大学の田辺欧さんにその魅力をご紹介、解説いただきます。
カーアン・ブリクセン(1885-1962)
デンマークが誇るもっとも著名な女性作家。英領東アフリカでみずからコーヒー農園を営み、国際的な作家としてのキャリアを収め、デンマーク文学アカデミーの創始者の一人でもある。
ナイロビでの暮らしぶりや現地の人々との交流を、アイザック・ディネーセン名義で、リリカルに、鋭い批評眼で描いた『アフリカの日々』は今もなお読み継がれる名作。代表作に『7つのゴシックの物語』(白水社)『バベットの晩餐会』(ちくま文庫)(共にイサク・ディーネセン名義)など。
- 開催日
- 2018年3月3日(土)
- 時間
- 19時〜21時半ごろ終了予定
- 会場
- 誠光社
- 協力
- ブリクセン博物館・ Kontrapunkt Japan
- 定員
- 30名さま
- 参加費
- 1000円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- 満席につきご予約受付を終了いたしました