The Absence of Two 吉田亮人 写真集「The Absence of Two」刊行記念写真展
2017.11.1 ー 11.15
終了しました
小学校教師を辞め写真家の道を選んだ1980年生まれの吉田は、写真家を志した頃から、年下の従兄弟と、従兄弟が生まれた時から生活を共にする祖母の関係性を撮り続けていた。80歳を超え、体の弱くなった祖母を献身的に介護していた従兄弟が、ある日突然姿を消す。そして約1年後、落ち葉の積もる山中にて、遺体が発見される。23歳の若さで自ら死を選んだ従兄弟と、彼が発見された翌年に他界した祖母との、どこか不思議な、けれどまばゆい生の日々を追った記録。
本展示とあわせて、この作品をまとめた写真集「The Absence of Two」(111部限定・写真家自らによる手製本オリジナル写真集)を10部のみ予約販売受付致します。店頭のみの受付になります。
また、11月5日(土)には装丁家の矢萩多聞氏とトークイベントを開催します。 是非お越し下さい。
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吉田亮人(Yoshida Akihito)
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部障害児学科卒業後、タイにて日本語教師と して現地の大学に1年間勤務。帰国後、小学校教員として6年間勤務し、退職。 2010年よりフリーの写真家として活動開始。インドやバングラデシュの肉体労働者を取材し、レンガ製造労働者を撮った写真集「Brick Yard」を自費出版(2014年)。同作はParis Photo ‒ Aperture First Photo Book Award2015にノミネー トされる。2013年から2015年にかけてバングラデシュの皮革産業労働者に関するプロジェクトに 取り組み、2016年に「Tannery」を自費出版。日経ナショナルジオグラフィックをはじめ、主要 雑誌に作品を発表すると共に、写真展も精力的に行う。 2017年、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー「The Absence of Two」を写真集として出版。主な受賞にコニカミノルタフォトプレミオ2014年度グランプリ、The Paris Photo – Aperture Foundation PhotoBook Award2015 First PhotoBook部門ノミネート、ナショナルジオグラフィック写真賞2015ピープル部門・最優秀賞などがある。 2017年、KYOTOGRAPHIE2017のメインプログラムアーティストとしてセレクトされ、展示される。
- 開催日
- 2017年11月1日(水) ー 11月15日(水)
- 時間
- 10時-20時(イベント開催日・最終日のみ18時まで)