『この世界の片隅に』観察ノート
2017.3.4 19時-21時
映画版「この世界の片隅に」は、すぐれたマンガ表現とすぐれたアニメーション表現が出会った極めて稀有な作品です。このレクチャーでは、マンガ版に埋め込まれた微細な表現をあらためて検討しながら、アニメーション作家がマンガのコマの時間から動きを翻案するときにどのような問題があり、作家はそれらの問題とどう取り組んで物語を作り上げるかについて、具体例を挙げながら話します。
(細馬宏通)
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細馬宏通
滋賀県立大学人間文化学部教授。専門は日常会話や協働作業における身体動作の研究。塔、パノ ラマ、絵はがき、アニメーション、流行歌など視聴覚文化史にも関心をよせる。古今東西の歌の きこえ方を論じる「うたのしくみ」(ぴあ)の他、「今日の『あまちゃん』から」(河出書房新 社)、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」(新潮選書)、「浅草十二階(増補新版)」「絵はが きの時代」(青土社)など著作多数。バンド「かえる目」では作詞・作曲とボーカルを担当。
- 開催日
- 2017年3月4日(土)
- 時間
- 19時-21時
- 会場
- 誠光社
- 参加費
- 1000円+1ドリンク
- 定員
- 30名
- ご予約方法
- 満席につきご予約受付を終了いたしました