ギンズバーグが教えてくれたこと 詩で政治を考える ―"Ginsberg Speaks"(ヤリタミサコ著)出版記念イベント―
2016.9.18 19時-21時
2014年に施行された、戦前の治安維持法を連想させる特定秘密保護法、人間の範囲を超えた道具である原子力発電所と核兵器。これらは誰一人として歓迎していないのに、どうしてこの世で大きな顔をしているのでしょうか? 1997年に亡くなったアレン・ギンズバーグは、徹底して自分の言葉で集団の危険性を批判しました。ギンズバーグが残してくれた詩は、まるで預言書のように現代日本で生きている私たちに、問題を指摘し、その原因や行く末を説明してくれます。それは、USAの国家暴力を鋭く観察したギンズバーグだからできること。
2016年にはパティ・スミスが朗読し、村上春樹の訳も発表されましたが、ギンズバーグの詩はまだまだ紹介されていません。掘れば掘るほど、現在への警鐘が聞こえてきます。さあ、ギンズバーグの詩を手掛かりに一緒に考えましょう。
第一部 ギンズバーグが、クラッシュやポール・マッカートニーなどと共演した朗読の記録などを通して、現代資本主義社会の問題点や、日本ではほとんど知らされていない中南米やアジアの現代史の背景を探ります。
第二部 著者のヤリタミサコの自作詩朗読、音声詩の演奏、ギンズバーグの詩の朗読
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ヤリタミサコ
詩人。北海道岩見沢市朝日炭鉱の生まれ。明治学院大学と東洋英和女学院大学大学院で、アメリカ現代詩と女性学を学ぶ。ビートやフルクサス、詩とアートの評論、カミングズやギンズバーグの訳詩、ヴィジュアル詩、音声詩など多数。靉嘔・塩見允枝子作品とフルクサスのピース演奏、ヨーコ・オノ作品翻訳など。
著書・訳書(共著共訳を含む):『ビートとアートとエトセトラ』『詩を呼吸する』『カミングズの詩を遊ぶ』『メ ディアと文学が表象するアメリカ』『そのままでいいよ。。ジャック・ケルアックと過ごした日々』『北園克衛の詩と詩学』Adaptated from ‘Howl’ by Allen Ginsberg
©️2009, The Allen Ginsberg Trust
Allen Ginsberg’s Collected Poems is published by Penguin
- 開催日
- 2016年9月18日(日)
- 時間
- 19時-21時
- 会場
- 誠光社
- 参加費
- 500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 30名
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。