戦争に負けないためのディシプリン ——『戦争に負けないための二〇章』刊行記念特別授業
2016.8.22 19時-21時
ことし3月に安保関連法が施行され、私たち自身も国内外で戦争の当事者になる危険が高まってきました。「戦争は平和のためのたたかいです」——この『戦争に負けないための二〇章』は、そんな「あちら側」のことばで占拠されています。じっさい、戦争が起きると悲惨です。きっと誰もが戦争には負けたくないでしょう。では、どうやってこの本から戦争に負けない自分を奪回できるのでしょうか。そして、この本の挿画から何を読みとればいいのでしょうか。今回は「自由と平和のための京大有志の会」でも活躍する藤原辰史さんをゲストに、この本を叩き台にしながら「戦争と平和」について考えを深めます。
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池田浩士(いけだ ひろし)
1940年生まれ。京都大学名誉教授。専攻は現代文明論、ファシズム文化研究。おもな著書に、『ヴァイマル憲法とヒトラー:戦後民主主義からファシズムへ』(岩波書店)、『虚構のナチズム:「第三帝国」と表現文化』(人文書院)、『石炭の文学史』(インパクト出版会)など多数がある。
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髙谷光雄(たかや みつお)
1941年生まれ。京都精華大学名誉教授。染色画家。おもな展示に、Rozome Masters of Japan(アメリカ)、textile in future expression(大阪、金沢、沖縄、北海道、福岡)、「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちが語りかける展覧会」(京都)など多数のほか、個展を21回開催。
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藤原辰史(ふじはら たつし)
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専攻は、食の思想史、農業史。「自由と平和のための京大有志の会」発起人。おもな著書・編著に、『[決定版]ナチスのキッチン』『食べること考えること』『第一次世界大戦を考える』(以上、共和国)、『カブラの冬』(人文書院)など多数がある。
- 開催日
- 2016年8月22日(月)
- 時間
- 19時-21時
- 会場
- 誠光社
- 参加費
- 1000円+ワンドリンクオーダー
- ご予約方法
- ご予約受付を終了いたしました