
グローバル化への小さな抵抗〜83年生まれにとってのアメリカ、中国、沖縄 『ぼくらの「アメリカ論」』(夕書房)、『ファンキー中国』(灯光舎)刊行記念
2025.4.4 19時〜

奈良県東吉野村で自宅をひらき「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」の活動などを行う思想家・社会福祉士の青木真兵さんと、アジアを読む文芸誌『オフショア』発行人でライター・編集者の山本佳奈子さん。
お二人はともに1983年生まれで、グローバル化が隆盛を極めた90年代に学生時代を過ごしました。しかしそのグローバル化によって失われたものがあり、当時は気づけなかったそれらに今、改めて向き合う必要があるのではないかという意識から、それぞれ『ぼくらの「アメリカ論」』と『ファンキー中国』を上梓されました。
お二人にとってのアメリカ、中国、沖縄との接点を通じて、「日本」で生きるとはどういうことなのか、捉え直すトークになるかと思います。学生時代に聴いてきた音楽や海外渡航経験、研究、仕事なども振り返りながら、一人でコツコツ地道に行う抵抗のあり方を探ります。
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山本佳奈子(やまもとかなこ)
ライター・編集者(バイトと兼業)
1983年生まれ、尼崎市出身。2011年、東アジア各都市のライブハウスやギャラリーをめぐり音楽家やアーティストらと交流を深めたことをきっかけに、アジアの文化を日本語で発信するウェブメディア「Offshore」を立ち上げた。現在は紙の文芸雑誌『オフショア』を発行。2015年から約5年間那覇市に居住し、うち1年間は沖縄県からの派遣留学生として福建省で中国語を学ぶ。11歳から“米”会話スクールに通い初海外は17歳でオレゴン州、USインディー音楽を熱心に聴き、20代まではアメリカ漬け。共編著書に『ファンキー中国 出会いから紡がれること』(灯光舎)。https://offshore-mcc.net/
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青木真兵(あおき・しんぺい)
思想家/社会福祉士
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開きつつ、就労支援、ユースワークなどにも関わりながら執筆活動を行っている。著書に『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。
人文系私設図書館ルチャ・リブロ https://lucha-libro.net/
- 開催日
- 2025年4月4日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 25名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
ご予約申込
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