迂回する地図ー京都の水風景を一望する
2025.1.26 19時〜
2023年に『Water Callingー京都の地下から聞こえる音』の出版に引き続き、度重なるフィールドワークと専門家へのインタビューを行ってきました。2025年は京都・東山の無鄰菴での展覧会を開催と同時に、『Water Callingー京都をめぐる水の地図』を出版。京都の地下水と地上の人間の営みの接点を感覚的に理解するような地図を作ります。今回のトークイベントでは、フィールドワークでの気づきや方法、専門家の方々からのアドバイスをどのようにドローイングに落としこんでいったのか、作家のイザベル・ダエロンとキュレーターの永井佳子が説明します。
Photo of research wall: James Ken Butler
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イザベル・ダエロン/ Isabelle Daëron(デザイナー、アーティスト)
フランス、パリを拠点に活動。Studio Idaë 主宰。自然資源と共存することをテーマに研究、作品を制作、その方法は公共プロジェクト、都市計画、企業とのコラボレーションなど多岐にわたる。特に都市空間のなかでの水の再利用に関してのリサーチを長年行い、公共施設や都市計画の分野で実装している。過去のプロジェクトにブルターニュ海岸線の地域の生態系をつたえる観光拠点のデザイン「Tombolo l’Autre Monde」(2023)、パリ20区のクールダウンシステム「Aero-Seine」(2020年)「Topique-eau non-potable」都市空間での飲めない水の利用について(2016年)など、公共プロジェクトほか展覧会など多数。2024年のパリ・オリンピックでは選手村のパブリックアートを制作。
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永井佳子/Yoshiko Nagai ( キュレーター、プロデューサー)
外資系企業にて文化事業、デザインディレクションを担当。企画の目的に即した芸術家やものづくりに携わる職人を引き合わせ、協働するコミュニケーションプロジェクトを多数行う。2020年よりMateria Prima主宰。アート、デザイン、建築といった分野の枠にとらわれず、クリエイティブを通じて社会と環境をつなぐしくみを作っている。エルメス財団編『Savoir & Faire 土』編集協力(岩波書店)、雑誌『Subsequence』編集、学び続けるためのプラットフォームHamacho Liberal Arts企画制作(東京日本橋 浜町LAB.)。京都市立芸術大学非常勤講師。
- 開催日
- 2025年1月26日(日)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 25名さま
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
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