CapitalismからCreativitismへ 雑誌「新百姓」のこれまでとこれから
2024.12.12 19時〜
「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」
この問いを根底に、2022年に雑誌『新百姓』は創刊されました。
Capitalism(資本主義)に基づいて構築されてきた社会システムの上に現代を生きる私たちは、日常のあらゆる場面で、その恩恵にあずかっています。
しかし情報革命以後、社会現象も複雑系と化し、その結果、Capitalismに基づく社会システムが機能不全を起こすようになっています。
また同時に、目的的な生産活動においては、 AIやロボティクスが人間の能力をはるかに凌駕する日がまもなく訪れるでしょう。
従来の社会システムが機能不全を起こし、人間の存在意義そのものが問われ直している今、私たちは新たに、人間のあり方と、それに応じた社会システムを創造する転機に立っているのではないでしょうか。
これらの問いを背景に、『新百姓』では、近代以降の社会システム構築の基盤となってきた、不足の世界観に基づく機械論的なCapitalismに代わり、新たに、豊かさの世界観に基づく縁起論的Creativitism(創造性主義)を提案しています。
そして、それに基づくメディア、教育、市場、祭を試行錯誤しながら創造しています。
今回のイベントでは、雑誌『新百姓』と単行本『新百姓宣言』の内容に触れながら、新百姓編集部がなぜ「CapitalismからCreativitismへ」というテーマへと至ったのか、これから何をしようとしているのか、についてお話いただき、新しい働き方や学び方、暮らしのあり方について、参加者の皆さまとも議論しながら深めます。
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おぼけん / 雑誌『新百姓』編集長
1982年生まれ。立命館アジア太平洋大学卒。三菱UFJモルガン・スタンレー証券退職後、2年間の世界一周旅へ。帰国後、NPO法人ETIC.、孫泰蔵氏によるエンジェル・ファンドMistletoe、武蔵野美術大学大学院非常勤講師、おせっかい社かける創業などを経て、2022年、施とともに、ている舎を創業、『新百姓』を創刊。主な著書に『なぜ日本人はこんなに働いているのにお金持ちになれないのか? 21世紀のつながり資本論』(いろは出版)、『新百姓宣言』(ている舎)など。
- 開催日
- 2024年12月12日(木)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 25名さま