『出西窯と民藝の師たち』刊行記念展
2024.7.16 ー 7.31
終了しました
島根県出雲市。
終戦直後のこの地でゼロから陶器づくりを始め、理想の工芸共同体を目指した青年たち。
その後、柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチといった民藝の師たちとの指導、交流を経て、島根を代表する窯元となりました。
創業者のひとりである多々納弘光氏が、窯の成り立ちや民藝の師たちとの交友を綴った著書『出西窯と民藝の師たち』(青幻舎)。
本書刊行を記念し、出西窯の作品を展示、販売をいたします。
「出西ブルー」と呼ばれる独特の藍色の器をはじめとした、美しさと使いやすさを兼ね備えた作品の数々。ぜひ手に取って、その魅力を体感してください。
出西窯とは
島根県出雲市にあり、民藝運動の推進者たちの指導をうけた、健康で美しい、実用の陶器づくりが特徴。シンプルでモダンなデザインは日常の暮らしの中で美しく使いやすい器と評価されています。
出西窯が大事にする「工芸共同体」
戦後の大きな価値転換を経て、創業者たちが目指したのは、誰かが誰かを搾取することのない理想の「工芸共同体」でした。生涯の生きがいとは何か。仕事の生きがいとは何か。「仕事をするうえでいちばん大事なのは喜びを持って仕事に取り組むことができるかできないかだと思います」(本書・はじめにより)
- 開催日
- 2024年7月16日(火) ー 7月31日(水)
- 時間
- 10時〜20時(最終日・イベント開催時は18時まで)