ミャオ族の刺繍とデザイン
2016.3.16 ー 3.31
終了しました
その民族のことを聞いたことがありました。機知に富んだ歌を贈り合う、恋の祭りのはなし。
刺繍の美しい女の子に愛の歌が贈られるおとぎ話のような若者たち。
それは、中国西南部からベトナム・ラオス・タイの山に暮らすミャオ族という少数民族。
綿花や麻を育て、糸からつむぎ、農作業の合間をぬって、何年もかけて作り上げた服を身につける人々でした。
生まれてくる子どもの魔除けのため、福をもたらすモチーフを隙間なく刺繍したおぶいひもや、身のまわりの動植物・想像上のいきものを、天才的な配色と技術を駆使して針で描いたさまざまな衣服。ミャオ族に魅せられた著者が現地で少しずつ蒐集した素晴らしいコレクションが、『ミャオ族の刺繍とデザイン』(大福書林)という一冊の本になりました。
このたび、本書の刊行を記念し、著者である苗族刺繍博物館の所蔵品をお借りし、展示を開催します。
精緻な手仕事の美しさと芸術性、そして解説のイラストを担当した平松麻さんの絵を、手の届く近さで味わってください。
- 開催日
- 2016年3月16日(水) ー 3月31日(木)
- 時間
- 10時-20時(最終日は18時まで)