バスキアとアーサー・ラッセルの時代 1970年代後半から80年代のロウアー・マンハッタン
2019.2.8 19時〜
現在公開中の映画『バスキア、10代最後のとき』と、昨秋リリースされたDVD『ワイルド・コンビネーション:アーサー・ラッセルの肖像』。この二つのドキュメンタリー映画を通して、1970年代後半から80年代までのニューヨークのアート、音楽、カルチャー・シーンを、様々なヴィジュアル、サウンド資料からヴィヴィッドに描写することによって、その時代のNYにタイムスリップする試み。
1960年NY市ブルックリン生まれの黒人アーティストのバスキア と、1951年シカゴ近郊のアイオワ州オスカルーサ生まれの白人ミュージシャンのラッセルは、出自や背景も異なり、その後も二人が直接出会ったという記録もないが、二人が共に、70年代後半から80年代にNYのダウンタウンのアートシーンにいたことは紛れもない事実。その二人が出入りした場所や関わった人々を具体的に紹介しながら、この二人を通してゴードン・マッタ=クラークと重なりつつも、彼以降のフェーズに属するといっていい当時のNYを活写する。
コンテンポラリー・アート、エクスペリメンタル・ミュージックのみならず、グラフィティ、ヒップホップ、ディスコなどのストリート・カルチャーや、ノー・ウェーブのようなパンク・ニューウェーブ、その他さまざまなアート・カルチャーに関心のある方にお勧めの講座です。
講師はテレビドラマからサヴィニャックまで、幅広いテーマをフォローする当店ではおなじみ小柳帝さん。どうぞお楽しみに。
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小柳帝
映画・音楽・デザイン・知育玩具・絵本などの分野を中心に、さまざまな媒体で執筆活動を行なってきた。主要な編・著書に、『モンド・ミュージック』、『ひとり』、『EDU-TOY』、『グラフィックデザイナーのブックデザイン』、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』、『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書1・2』、また、翻訳書に『ぼくの伯父さんの休暇』、『サヴィニャック ポスター A-Z』などがある。その他、CDやDVDの解説、映画パンフレットの執筆等多数。なお、小柳およびROVAについては、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』や、折形研究所発行の『折る、贈る』という本に詳しい。
- 開催日
- 2019年2月8日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- ご参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。