レイモン・サヴィニャックとその周辺 あらためて知る20世紀フランスのポスター作家
2018.12.7 19時〜
モンサヴォン、ダンロップ、森永ミルクチョコレートにとしまえん。20世紀後半をユーモアとウィットあふれる広告で彩ったフランスポスターデザインの巨匠、レイモン・サヴィニャック。没後15年以上を経た今もなお、ここ日本でさえそのイメージはあらゆるところで目にすることができます。
フォルネイ図書館での大規模な回顧展と、その図録が日本でも人気を得た、先のサヴィニャックブームから長い年月を経た今、イメージだけは目にしながらサヴィニャックの作家像や、歴史的位置づけを知らない世代も増えてきているのではないでしょうか。
兵庫県立美術館にて「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展が開催される2018年末、はじめてサヴィニャックと出会うみなさんのために、あらためてサヴィニャックの魅力をご紹介いただきます。カッサンドルやスタインバーグのような先達から、アンドレ・フランソワ、エルヴェ・モルヴァン、ジャン・コランら同時代の作家たちを引き合いに出しながら、20世紀商業デザイン史の中にあらためてサヴィニャックを位置づけ、その偉業を再認識する一夜。
お話は『サヴィニャックポスター A-Z』の日本語版監修も手がけ、また生前のサヴィニャック に直接会ったこともある小柳帝さん。カフェや雑貨店でみかけるあのポスターやポストカードの意味と奥行きを知ってください。
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小柳帝
映画・音楽・デザイン・知育玩具・絵本などの分野を中心に、さまざまな媒体で執筆活動を行なってきた。主要な編・著書に、『モンド・ミュージック』、『ひとり』、『EDU-TOY』、『グラフィックデザイナーのブックデザイン』、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』、『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書1・2』、また、翻訳書に『ぼくの伯父さんの休暇』、『サヴィニャック ポスター A-Z』などがある。その他、CDやDVDの解説、映画パンフレットの執筆等多数。なお、小柳およびROVAについては、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』や、折形研究所発行の『折る、贈る』という本に詳しい。
- 開催日
- 2018年12月7日(金)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- 定員
- 30名さま
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。