肌蹴る光線 ーあたらしい映画ー vol.2 『暁の石』『ひとつのバガテル』(8月25日(土)30日(木)二回上映)
2018.8.25 ー 8.30
終了しました
8月25日・30日の二回上映!(25日終映後は清原惟監督・主催者によるトークあり)
『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会です。洋邦や、制作年を問わない柔軟な選定を目指し、季節に1回のペースで開催していきます。今年の5月には第1回として、中国の映画監督、ビー・ガン(畢贛)による処女長編『凱里ブルース』を上映しました。
今回は、同イベントの第2回として、1992年生まれの映画監督・清原惟による初期2作『暁の石』(2014年/30分)『ひとつのバガテル』(2015年/72分)を上映します。
◇『暁の石』あらすじ※清原惟、飛田みちる共同監督作品
夏休み。暑い日が続き、沼の魚はみんな死んでしまった。カコのお母さんは失踪中。沼のほとりをぶらぶらしていたカコは、幼馴染のミツコに久しぶりに会う。カコとミツコは幼いころのようにぶらぶら遊んで過ごすうちに、カコの母親が亡くなったのではないかと思いはじめてしまう。
◇『ひとつのバガテル』あらすじ
団地でピアノのある部屋を間借りして暮らしているアキ。ある時、一通の差出人不明の手紙を受け取る。手紙に示された場所を探し団地を歩くが、それは存在しない番地だった。部屋に残された音の記憶をたよりに、アキは自分の音楽をみつけようとする。
清原惟監督は武蔵野美術大学を卒業後、東京藝術大学大学院で学ばれた映画監督です。修了制作として完成させた『わたしたちの家』が『PFFアワード2017』でグランプリを受賞したのち、『第68回ベルリン国際映画祭』やMoMAとリンカーン・センター映画協会による映画祭『New Directors/New Films』で上映され、ブラジルの『クリチバ国際映画祭』「Other Views」部門では日本人初のグランプリ、『上海国際映画祭』では最優秀アジア新人監督賞を受賞。香港、台北、韓国、オーストラリアの映画祭にも出品されるなど、世界から熱い視線を浴びています。
上映日の8月25日からは出町座での『わたしたちの家』上映も決定しています。
繊細にして勇敢、確かに沸き立つ清原監督の才幹を、この機会に是非ご体感ください。
≪上映作品≫
『暁の石』[2014年/30分/カラー]
監督・脚本・撮影・編集:清原惟
監督・録音:飛田みちる
出演:坂藤加菜 橋本日香里 菊沢将憲 吉村英治
『ひとつのバガテル』[2015年/72分/カラー]
監督・脚本・撮影・編集:清原惟
出演:青木悠里 原浩子 加藤周生 中島あかね 菊沢将憲 立原学 櫻井知佳 林暢彦 大高文人 小島智史 森曠士朗 古川美祥 橋本日香里 坂藤加菜 岩崎友哉
録音:林暢彦、野川菜つみ/照明:増本竜馬/助監督:青木思穏/音響:林 暢彦
- 開催日
- 2018年8月25日(土) ー 8月30日(木)
- 時間
- 19時〜
- 会場
- 誠光社
- 定員
- 8月25日、30日共に20名さま
- 参加費
- 1500円+1ドリンクオーダー
- ご予約方法
- E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、8月25日・30日のどちらの上映回か、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。
*25日の上映回は満席につき受付終了させていただきました。