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僕たちにとっての世界文学を見つけよう 『今を生きる人のための世界文学案内』(立東舎)刊行記念 都甲幸治×吉村萬壱トークイベント

僕たちにとっての世界文学を見つけよう 『今を生きる人のための世界文学案内』(立東舎)刊行記念 都甲幸治×吉村萬壱トークイベント

2017.11.15 19時30分-21時30分

この秋、立東舎から早稲田大学の先生・都甲幸治さんの書評集が出版されます。

『今を生きる人のための世界文学案内』と名付けられたこの本は、古今東西を問わず、面白いと思う文学だけを扱った、読書日記・長短様々な書評・自伝的なエッセイなどから、現代の世界文学のありかたが見えてくるような作りになっています。

でも、「世界文学」って、一体なんなんでしょう?

人によって定義は様々だと思いますが、都甲さんは本書の中で、こう言います。

「僕は、直感に基づきながら、少しでも自分を楽にしてくれる文学作品を探し、それらの持つ力について語り続けた」と。

読むことで自分が楽になる、生きやすくなる、この世界を生き延びることができる。そんな本についてお話します。

お相手は、小説家の吉村萬壱さん。「ハリガネムシ」で芥川賞を受賞した吉村さんは、まさに都甲さんの言う「世界文学」の書き手の一人として、魅力的な小説・エッセイを多く発表しています。

今回は、吉村さんにとっての「自分が楽になる本」について伺ったり、吉村さんの作品を「世界文学」として都甲さんが読み解くコーナーも予定しています。最新作である『回遊人』についての都甲さんの読みも披露されるでしょう。

少しずつ寒くなっていく11月の夜、お二人のトークをぜひお楽しみください。

  • 都甲幸治(とこう・こうじ)

    1969年福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に『世界の8大文学賞』『きっとあなたは、あの本が好き。』『読んで、訳して、語り合う。都甲幸治対談集』(全て立東舎)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、『狂喜の読み屋』(共和国)、訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社)などがある。

  • 吉村萬壱(よしむら・まんいち)

    1961年愛媛県松山市生まれ、大阪で育つ。1997年「国営巨大浴場の午後」で第1回京都大学新聞社新人文学賞受賞。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞受賞。近著に『回遊人』(徳間書店)、『うつぼのひとりごと』(亜紀書房)『ボラード病』(文藝春秋)などがある。

開催日
2017年11月15日(水)
時間
19時30分-21時30分
会場
誠光社
定員
30名さま
参加費
1500円+1ドリンクオーダー
ご予約方法
E-mail:s-contact@seikosha-books.com
(参加ご希望イベント名、お名前、お電話番号をご記載ください)
または店頭、お電話にて承ります。