『犬が星見た』をめぐる、高山なおみの夏の旅の話 『ロシア日記 シベリア鉄道に乗って』、『ウズベキスタン日記 空想料理の故郷へ』 (共に新潮社刊)2冊同時刊行紀念トークイベント
2016.8.28 19時−21時
「武田百合子さんの『犬が星見た』をはじめて読んだのは10年ほど前のこと。
何度も何度も読み返し、そのたびに百合子さんや泰淳さん、銭高老人と船に乗り、
鉄道に揺られ、見知らぬ街を歩き、本の中をいっしょに旅してきた。」
(『ロシア日記』より)
憧れがつのって、高山さんはロシアの旅に出ることにしました。相棒は絵描きの川原さん。百合子さんたちと同じように海路でロシアに上陸、シベリア鉄道を乗りついで……。
その2年後、今度はウズベキスタンの地へ。東西文化の刻まれた古都のバザールを楽しみ、暑い砂漠で眠り、ひなびた村で伝統料理を教わる。
「言葉が通じないくらいの方が、いろんなことが分かり合える」
――出会いに満ちた極上の旅について、武田百合子という稀有な視線の持ち主について、たっぷりお話してもらいましょう。
聞き手:堀部篤史(誠光社)
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高山なおみ
1958年静岡生まれ。レストランのシェフを経て料理家に。文筆家としても活躍。
著書に、『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』、『日々ごはん』、『フランス日記』、『高山ふとんシネマ』、『押し入れの虫干し』、『明日もいち日、ぶじ日記』、『気ぬけごはん』、『高山なおみのはなべろ読書記』、『きえもの日記』など。近刊に『帰ってきた日々ごはん②』がある。『野菜だより』『料理=高山なおみ』、『実用の料理 ごはん』ほか料理本も多数。絵本にも取り組んでおり、『どもるどだっく』、近刊『たべたあい』(いずれも絵・中野真典)を準備中。夫スイセイ(発明家・工作家)とのはじめての共著『ココアどこ、わたしはゴマだれ』が2016年秋に刊行予定です。
- 開催日
- 2016年8月28日(日)
- 時間
- 19時−21時
- 会場
- 誠光社
- 参加費
- 1500円+ワンドリンクオーダー
- ご予約方法
- ご予約受付を終了しました