誠光社　京都・河原町丸太町の書店

『LOCKET』の明日はどっちだ？

『LOCKET』の明日はどっちだ？

江部拓弥（『あまから手帖』編集長）×内田洋介（『LOCKET』編集長）

2025.7.7 19時〜

編集室

天使というより魔法使い

第19回

しのげ！退屈くん

文：安田謙一画：辻井タカヒロ

2025年7月1日公開
※

第14回

なまえのこと

漫画ナマエミョウジ文フィクショナガシン

2025年6月27日公開
島村恭則×新城大地郎『SUDIRU』刊行記念トーク

第2回

誠光社イベントレポート

編集：誠光社

2025年6月6日公開
藤ロック

第18回

しのげ！退屈くん

文：安田謙一画：辻井タカヒロ

2025年6月1日公開

編集室へ

インスタグラム

オールドメディアや日本独特の消費文化をモチーフに、選ばずに模写することで意味ではなく、メディアそのもののキッチュさ、違和感をあらわにする、台湾出身のアーティストLEE KAN KYO。

時代の徒花として消え去った、8センチ短冊CDを1990年から一挙200枚近く同サイズでペインティング、それぞれの時代背景や、作家自身の足跡などを書き添えたポスター型のZINE。カバーバージョンや売上枚数、その年の出来事など、細かく書き込まれた情報を読みながら眺めれば、LEEさんから見た日本の90年代のリアルが浮かび上がります。

本日からの展示に合わせ、オンラインショップに掲載しました。ついでに「時代に逆行せよ」ステッカーも。是非盗んだバイクに貼ってください。

「CD・KANKYO・わたし　B4ポスターZINE」
「LEE KAN KYO ステッカー時代に逆行せよ」
店頭、オンラインショップにて販売中

明日7月1日からは当店で三度目となる

明日7月1日からは当店で三度目となるLEE KAN KYOさんの個展『最後のCD』がはじまります。時代の徒花として消え去ってしまった8センチCD、その黄金期のラインナップをLEEさん独特のタッチで模写、模写、模写！

店主「LEEさんはこの中だとどの曲が好きなの？」
LEEさん「曲っていうか、CDが好きですね〜」

最高だね。

展示品をすべて収録、時代背景やLEEさんの経歴もあわせて綴った折りたたみ式ZINEも販売。作品も販売しております。あなたの思い出の一枚を永遠のコレクションに！

たくさんのご来店お待ちしております。

LEE KAN KYO作品展
最後のCD
2025年7月1日（火）ー15日（火）
10時〜20時（最終日・イベント開催日は18時まで）
会場：誠光社

ジョン・バージャーの代表的著作のひとつである『イメージ視覚とメディア』は、BBCで放映されたテレビ番組を土台としています。テキストの間に、図版のみが続くページが挿入され、絵画のフレーム内の読み解きだけではなく、権力者のコレクションから女性の裸体まで、その絵がなぜ描かれ、どのように眼差されてきたのかに着目、近代絵画も広告も並列に扱い、メディアとしてのイメージを読み解く試みがなされています。

昨年翻訳刊行された『第七の男』も、ジャン・モアというフォトグラファーとの共著。冒頭で写真・イメージ論に触れているように、伝え方、語り方に関して意識的な作家であったことは言うまでもありません。

生前のバージャーと長年、親交を深めてきた英国の俳優ティルダ・スウィントンが、ロンドンの実験的映像チーム「デレク・ジャーマン・ラボ」と製作したドキュメンタリー『ジョン・バージャーと4つの季節』では、バージャーの農村での暮らしぶりや、討論、ティルダの子どもたちとの交流が、まるで映像詩のように断片的に描かれています。映像中のバージャーの言葉「この世界で描かれることを伝えるにはもはや散文では不十分」に応えるかのように。

ジョン・バージャーがいま存命ならば、同時代においてどのようなイメージ論を展開していたのでしょうか。

出町座さんでのドキュメント映画上映にあわせ、著作『庭のかたちが生まれるとき』や『デレク・ジャーマンの庭』の翻訳で知られる山内朋樹さんをお迎えし、トークイベントを開催します。関連書もご用意していますので、是非その存在を知る切っかけとしてもご参加くださいませ。

『ジョン・バージャーと4つの季節』公開記念トーク
2025.7.11　19時〜
トーク：山内朋樹
ご参加費1500円＋1ドリンクオーダー

ご予約受付中

DETERMINATIONS、BUSH OF GHOSTSでの活動を経て、YOSSY(キーボード・ヴォーカル)とicchie（トランペット・トロンボーン）が2005年に始動したユニット、YOSSY LITTLE NOISE WEAVERによる5thアルバムが入荷。ホーンの柔らかい音色と、中性的なヴォーカルで、20世紀産ポップスの甘く、スウィートなエッセンスを抽出。

ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」のダーティさを取り除いた陽気なアレンジ、ゲンズブールとジェーン・バーキン「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のラヴァーズ・ロック調のカバーも心地よい。FEISTの"SECRET HEART"には意表を突かれます。

リード・トラックはなんと、当店刊行「書をステディ、街へレディゴー」や連載「しのげ！退屈くん」でおなじみ、ロック漫筆家安田謙一氏が80年代に参加したバンド、タマス＆ポチスのために作詞、これまでにレコーディングされたことのなかった楽曲。浮遊感のある演奏と歌が胸締め付けるイイ曲です。

ジャケットは当店リリース、ジョンとポール7インチ「ONGAKU/GOD SAVE THE MEN」も手掛けいただいた勝山八千代さん。

『恋に忙しくて』YOSSY LITTLE NOISE WEAVER（BUS_records／CD）
店頭、オンラインショップにて販売中

当店よりリリースの『第3区間ピアノ』でもおなじみ、京都在住のピアニストyatchiの4枚目となるソロアルバムが入荷。

アップライトピアノのみならず、シンセサイザーなども織り交ぜつつ、幻想的かつリリカルな演奏により一層の奥行きと物語が。夢に見た光景を、言語ではなくピアノで再現した、そんな一枚。夜中に明かりを落として、じっくりと耳を澄ましたい。アーティスト本人によるセルフリリース盤。

『ややしくいわへ』yatchi
店頭、オンラインショップにて販売中

他人の目や、業界の権威なんて関係ない。ただただ好きなものを追いかけ、身にまとい、その世界観にどっぷりと浸るだけ。

1999年より『流行通信』誌上にて掲載された長期連載『着倒れ方丈記』。2008年に青幻舎より単行本化された後、長らく品切れ状態が続き古書価が高騰していた人気の一冊が、おなじみスペインのAPARTAMENTOより新装復刊！！！

ハイブランドやメディアが描く、スタイリッシュなファッショニスタたちのイメージと、現実のブランドファンとの大きなギャップを白日の下に晒す、という意味においては『TOKYO STYLE』のコンセプトにも通底するものが。コム・デ・ギャルソンに夢中のお坊さんから、同居人と暮らすバンドマンのアンダーカバーコレクションまで、80以上ものブランドに夢中の「幸福な犠牲者」たちの住空間とコレクションを紹介。2000年代初頭のリアルな暮らしぶりを保存した民俗資料としても貴重。

テキストは英語、著者サイン本が限定入荷予定です。

『HAPPY VICTIMS』都築響一（APARTAMENTO）
オンラインショップにてご予約受付中

1993年、ハワイはカパルアのリッツカールトンで開催された、"Lotus Achievers' club"（おそらくロータスのオーナー向けクラブ？）の招待状と思わしきエフェメラ。

"A"のタイポグラフィの遊びで構成された、デザイナーのクレジットは不明ですが、ポール・ランドかペンタグラムかといった洒落たデザイン。立てて、広げて、ディスプレイにもいい感じのアイテムです。

"What kind of Achiever are you?"
オンラインショップにて販売中

1970年代後半から1980年代初頭にかけ、

1970年代後半から1980年代初頭にかけ、デザイン事務所「WXY（ダヴレクシィー）」を立ち上げ、数多くのインディペンデントマガジンを手掛けた羽良多平吉。表紙と目次のデザインを羽良多が担当し、WXYに在籍した大類信が本文レイアウトを手掛けるという編成での2冊が入荷。

京都は左京区、一乗寺に編集部を構え、「幻想文学研究」をコンセプトに発行。今号では、ボルヘス、コルタサル、フエンテスら、1970年代の「海」と80年代初頭の国書刊行会『ラテンアメリカ文学叢書』を橋渡しするミッシングリンクとしても貴重な「季刊ソムニウム第二号」

巖谷國士、間章、清水哲男ら、工作舎の刊行物とも大きくリンクするニューアカ善哉を感じさせる雰囲気の中、川本三郎と田中小実昌による当時の映画館を話題にした対談が最高な「VARIETE ［映画と批評］1号　映画館　その変容する磁場　」

共にオンラインショップにて販売中です。

お知らせ

2025.6.25
店番」の2025年夏号
2025.6.25
オリジナルTシャツ”ORGANIZED NOISE”発売
2025.6.20
「かもがわあまいもんマップ」発売
2025.6.19
「ブランシエラ石舞台テラス」さんのライブラリーを選書・納品しました。

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誠光社の刊行本

WADDLE YA PLAY？ SWISH!

E is for Elephant 黒野大基の象黒野大基

ひとり ALTOGETHER ALONE GAZETTE 4

いいなアメリカ　ジョンとポールが歌うランディ・ニューマンジョンとポール

和田夏十の言葉梶谷いこ

moving days 平野愛

喫茶店のディスクールオオヤミノル

火星の生活堀部篤史

恥ずかしい料理文：梶谷いこ　写真：平野愛

ライブ漫筆安田謙一

私の考える骨董ーThis is How I Feel About Antiques マメイケダ・Tokimeki antiques

書をステディ町へレディゴー安田謙一・辻井タカヒロ

アウト・オブ・民藝改訂版軸原ヨウスケ・中村裕太

シナリオ付写真集『ワンダーウォール』写真：澤寛 / 脚本：渡辺あや

京都ケチケチ買い物案内辻井タカヒロ

珈琲の建設オオヤミノル

御所東考現学得地直美

味がある。マメイケダ

本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅編集：福永信

Bookworm House & Other Assorted Book Illustrations セカンドエディション赤井稚佳

コテージのビッグ・ウェンズデー半芸術編小田島等・堀部篤史

コテージのビッグ・ウェンズデーミズモトアキラ・堀部篤史

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